物思いにふける@HatenaBlog

音楽など自分のやりたいことの棚卸し。物思いにふけって時間を有意義に過ごそう

中国でお仕事

 4月末から、上海から車で1時間の無錫というところにしばらく滞在することになりそうです。以前は北京の会社との付き合いがあって、ちょうど北京オリンピックの時期に北京に滞在していたのですが、今回は無錫。

 で、今はその前準備として無錫からリーダークラスの数名に来てもらって日本で仕事をしているところ。やはりコミュニケーションを取るのが難しく色々と問題があるのですが、こちらから働きかけて障壁を取り除いたり、雰囲気作りチーム作りをしていかなくちゃいけない。北京の時に色々とブチ当たったコミュニケーション上の問題などの反省や、今回思ったことをメモしておこうと思います。

  • 報告・連絡・相談がない
    とにかく、こちらからアクセスしないと何も情報が出てきません。自分の持っている作業が終わったら、次の指示が出るまで何もしないことがほとんど。問題があるとなんとか自分で解決しようとして抱え込んでしまいます。これが国民性なのか、会社の文化なのか、単に慣れない海外での環境に戸惑っているだけなのか、個人の性格なのかはわかりません。本人たちと話をしても、いまいちつかめない。(国民性としてくくるのは乱暴ですね自重。)日本でのプロジェクトをいくつかこなしていて経験があるようなのだけど、そちらのプロジェクトでも同じような状態だったようです。であれば、こちらからアクセスするしかありません。1時間ごとに気軽な雰囲気で状況を聞いたり、長時間彼ら同士で相談しているような状況であれば何か問題が出たのかと聞きに行く。で、その都度、報告連絡相談の事を伝えて重要性を理解してもらう。気軽な雰囲気で。何回言ってもくらいダメだったら、厳しめに注意する。必ず原因を自分の言葉で言ってもらう。でも怒っちゃダメ。人前で怒鳴りつけるなんて絶対やっちゃダメ。こちらにも否があることもある。それは素直に謝ってあらためる。新人教育と同じようなノリですね。ただ、絶対にやっては人前で怒鳴りつけること。これは有名な話。
  • 完璧に仕上げようとする
    とてもありがたい話です。彼らは本当に優秀で、きちんと考えた上でのものを出してくる。ただし、コミュニケーションが取れていて、方向にブレがないときの話。作業の初期段階では方向があっているか頻繁に確認をしたほうがよいです。でないと、とんでもないものが出てくる。品質が悪いという意味ではなく、そこまで時間をかけてすごいもの作らなくてもいいのに、、、というのが出てくる。そして、細かい話になり言葉が通じず何言っているのか分からなくなり、、、というループに陥る。ただし、きちんとはまればとても素晴らしい成果が出てくる。コントロールが大事。
  • 理解していないまま、その場をやりすごすことがある
    言葉がうまく通じなくて誤解した状態で進めてしまうのか、何言ってるかよくわからんけどやっちゃえっていうノリで進めてしまうのか。はい、分かりました、と言ってくれた事柄でもとんでもない誤解をしているときがあります。よしこれでOK!とこちらが思ったことでも、3回くらいは本当に問題ないか確認したほうがいい。3回目で誤解が判明することもあるので。
  • 受身で意見が出てこない
    ミーティングをしていても、受身で意見が出てこない。母国語外の言葉で話をしているのだからある意味当然だし自分がその状況だったら、同じようになってしまうと思う。なので、日本語使わなくていいから自分たちのやりやすいいうに議論してもらって、とにかく自分たちの意見を言ってもらう機会を設けるのが大事かと。
  • 残業が嫌い
    そりゃそうだ。自分だってできれば残業したくない。これは北京のときでもそうだったけど、19時で十分残業したという感覚になり、21時まで働いたらもう働きすぎでクタクタという感覚らしい。なので、日本の感覚で毎日22時、23時まで働くと一気に雰囲気が悪くなるような気がする。でも、一日おきなら頑張れるみたい。北京に行ってたときも、遅くまで残ってるのは日本人がほとんどだったしなぁ。。。仕事時間のコントロールは大事。契約形態にもよるかもしれませんが。


 まだまだメモしておきたいことはありますが、もう少し整理できてから書こうと思います。なんか、上から目線なメモが多いけど仕事の立場上しょうがないんだろうなぁ。。。彼らもこちらに対して同じように思っていることがあるはずで、なんとかそれを引き出したい。この2、3ヶ月で学んでいきたいです。